カカオは熱帯地域を原産とする植物です。カカオの果実には種子が20~40粒ほど入っており、これがカカオ豆と言われるもので、チョコレートの原料になります。では、どのような効能や栄養素が含まれているのでしょうか。
カカオの栄養素
カカオには食物繊維、ポリフェノール、カルシウム、ミネラルなどの栄養素が含まれています。鉄、亜鉛などのミネラルは体内で生成することができないため、食事などで摂取しなくてはなりません。カカオはこのミネラルを手軽に摂取することができます。
カカオの効果
カカオのポリフェノールはその抗酸化作用により、活性酸素を取り除き、悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈硬化の予防に役立ちます。また、ポリフェノールには、ストレスを軽減するリラックス効果があると言われています。
また、カカオには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整え、便秘の解消も期待できます。
チョコレートは手軽にカカオを摂取できますが、カカオ成分が30~40%の普通のチョコレートに比べ、カカオ成分が70%以上のチョコレートは、脂質が1.2〜1.5倍多くなっています。エネルギーも高く、100gに30代女性の1日分の脂質が含まれています。
健康的には1日にココア1杯、またはビターチョコレートを5~10g程度、摂るのが良いと言われています。
食べ過ぎには注意し、健康的に摂取しましょう!