「血圧は正常値、健康診断でも異常がなかったから、少しぐらい味の濃いものを食べても大丈夫」と思っている方は要注意!
加齢とともに、臓器や血管は老化を始めます。また、味覚も衰えていきますが、塩分が多い濃い味の食事に慣れてしまっていると、さらに味付けが濃いものを求め、自覚症状がないまま、がん、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を発症するかもしれません。
生活習慣病を予防する目的で各栄養素の目標量が決められていますが、現状と差が大きいのはナトリウム(食塩相当量)の摂取量です。
成人の場合、下記のとおり、目標量より現状が上回っています。
- 目標量
- 男性8.0g未満 女性7.0g未満
- 現状
- 男性10.9g 女性9.2g
参照:文部科学省・厚生労働省・農林水産省「食生活指針の解説要領(平成28年6月)」
生活習慣病発症のリスクを減らし、健康な毎日を送るためにも、食事は減塩をこころがけましょう。