みなさんは、食事をする際に食べる順番を気にされていますか?
食べる順番を意識するとよいと言いますが、何が良いのでしょうか?
その答えは、食事の最初に食物繊維を摂る事で、血糖値の急な上昇を抑える事ができるためです。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。
水溶性食物繊維とは「水に溶ける食物繊維」で、不溶性食物繊維は「水に溶けない食物繊維」のことをいいます。血糖値の急な上昇を抑える効果は水溶性食物繊維にあります。
水溶性食物繊維は水に溶けるとゲル状になり、胃や腸の中で食べ物を包み込む作用があります。
よく、ごはんより先に「野菜を食べましょう」とか言いますよね?
それは、食物繊維を摂ると糖質がブドウ糖に分解され、吸収されるスピードを緩やかにして、血糖値の急な上昇を抑えられるからなんです。また、脂質の吸収も抑えてくれるので、コレステロールや中性脂肪の改善にも効果が期待できます。
水溶性食物繊維を多く含む食品の一部をご紹介します。
納豆、おくら、海藻類、にんにく、切り干し大根、ごぼう、梅干し、なめこ、いんげん豆などです。
意外と「野菜を先に」と知っていても、なぜなのか知らなかった方もおられたのではないでしょうか。ダイエットされている方には食べる順番も重要になるかもしれません。
みなさんも是非、お食事をされる際は少し気にしてみて下さい。