「健康寿命」って知っていますか?
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを言います。具体的には人の助けなしでも日常生活が過ごせる期間です。
厚生労働省が発表している2015年の平均寿命は男性80歳、女性87歳、一方の健康寿命は男性70歳、女性73歳となっており、平均寿命と比べ、男性で10年、女性で14年の差が出ています。
この差が拡大すれば、健康上の問題だけではなく、医療費や介護費の増加による家計への影響も懸念されます。
健康な身体をつくるには、やはり栄養バランスのとれた食事が欠かせません。厚生労働省が推進する「健康日本21」では野菜を1日350g以上摂ることを目標としています。
皆さんは1日何品くらいのおかずを食べますか?例えば、朝食1、昼食2、夕食2とすると、1日に5品を食べていることになります。すると、350g÷5品で1品あたり70g以上の野菜が目安となります。70gはミニトマト(中)で例えると約5個です。
そう考えると、それほど難しいことではないと思いませんか?
健康寿命を伸ばし、平均寿命との差を小さくすることは、本人の生活の質(QOL)の低下を防ぐだけではなく、医療費や介護費などを減らすことにもつながります。
いつまでも健康を維持するため、偏りのない食事を心掛けましょう。