飲酒のガイドライン

厚生労働省では「健康日本21」の中で「節度ある適度な飲酒」を以下のように定義しています。

通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である。

20gとはおおよそ、

ビール中ビン1本
日本酒1合
チュウハイ(7%)350ml缶1本
ウィスキーダブル1杯

などに相当します。

この数値は日本人や欧米人を対象とした大規模な疫学研究から、アルコール消費量と総死亡率の関係を検討し、それを根拠に割り出されたとのことです。

また、一般的に女性は男性に比べてアルコールの分解速度が遅く、体重あたり同じ量を飲酒した場合、女性は男性に比べ、臓器障害を起こしやすいことも知られています。女性の飲酒量は男性に比べて少なくすることが推奨されています。

同様に、高齢者でもアルコールの分解速度が下がることや、血中濃度が高くないにもかかわらず酔い方がひどくなることなどが示唆されています。

健康で楽しくおいしいお酒を飲むために、ご自分や家族の飲酒習慣をもう一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。