野菜をどれくらい食べていますか?

みなさんは野菜をどれくらい食べていますか?

生活習慣病などを予防し、健康な生活を送るための目標として「健康日本21」では「野菜類を1日あたり350g以上食べましょう」と推奨しています。

ところが、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、1日の野菜類平均摂取量は成人男性で約290g、成人女性で約270gとなっており、特に20~30歳代は約240gと、成人の平均より約40gも少ない結果となっています。

野菜は「健康に良い」とは知っていても、意識しないと十分に食べることができないのではないでしょうか。そこで、以下を心掛けてみてはいかがでしょう。

たくさん野菜を食べる工夫

  • キャベツなどの葉物は熱を加えると、かさが小さくなって食べやすくなります。
  • 野菜がたくさん入った汁物は、水に解け出した水溶性ビタミンごと摂ることができます。
  • あらかじめ切ったり、ゆでたりして、料理に使いやすいようにします。またはカット済の野菜を利用します。

野菜の効能

ビタミンミネラル食物繊維を多く含んでおり、野菜を多く食べることで脳卒中や心臓病、ある種のがんにかかる確率を低下させると言われています。

ビタミン

ごはんなどに含まれる炭水化物が、体内でエネルギーに変わる手助けをします。

ミネラル

生体機能の維持・調整に不可欠であり、特にカリウムは余分なナトリウム(食塩)を体外に排泄するのを手助けし、高血圧の予防にもなります。ただし、腎臓を患っている方はカリウムの排泄が十分にできない場合があるので、注意が必要です。

 

単に「野菜を350g食べれば良い」というわけではなく、ごはん・肉・魚など、様々な食品と一緒に野菜を摂ることで、栄養バランスが整い、健康へとつながっていきます。