健康な体を維持するために必要なエネルギーやタンパク質が欠乏した状態を低栄養といいます。高齢者は特に注意すべき状態です。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査(平成26年)」によると、65歳以上で17.8%、80歳以上では4~5人に1人が低栄養の傾向とされています。
低栄養の状態が続くと、骨や筋肉の量、免疫力、体力、認知能力などが低下します。また、エネルギーが不足すると、体をつくるために使われるタンパク質でエネルギー不足を補うようになり、その結果、血管が弱くなって動脈硬化などにかかりやすくなります。
それでは、低栄養を防ぐために何を心掛ければ良いのでしょうか。
タンパク質の摂取
タンパク質は高齢になっても体重1kgあたり0.8~1gは必要と言われており、体重が60kgの人であれば、毎日50~60gは摂取するのが望ましいと思われます。
タンパク質が多く含まれている食材は肉、魚などですが、筑前煮や煮付けなどにすることで柔らかくなり、高齢者でも食べやすくなります。また、摂取しやすい牛乳にも豊富に含まれています。
宅配サービスの利用
外食やインスタント、レトルト食品、市販の弁当などで簡単にすませると、栄養バランスや低栄養が心配です。そこで、食事の宅配サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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最後に
高齢者の低栄養は家族や本人が気づかない間に進行しています。日頃から予防を意識しておくことが大切です。