花粉症の患者数は厚生労働省の全国調査によると、国民の約25%と考えられています。
花粉を完璧に避けることや、完全に除去することは不可能ですが、体に少しでも花粉が入らないように工夫すれば、症状の悪化を防ぐことができます。
- 花粉情報に注意し、飛散の多い時は外出を控える
- 花粉の飛散が多い時は窓、戸を閉めておく
- 花粉の飛散が多い時は外出時にマスク、メガネを着用する
- 帰宅時は衣服や髪をよく払ってから入室し、洗顔やうがいをする
- こまめに部屋の掃除をする
- 毛織物などのコートの使用は避ける
- タバコは粘膜を刺激するので、なるべく避ける
花粉症に良いと言われる食材としてはレンコンが挙げられます。レンコンに含まれる粘り成分のムチンには粘膜を保護する作用があり、レンコンを黒ずませる成分であるタンニンのポリフェノールには抗炎症作用があります。
ただし、花粉症に良いと言われる食材を1種類だけ多く摂取しても、医学的には症状が大幅に良くなることはないと考えられています。
花粉症の予防や症状を緩和するためには、規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事が必要となります。