自分の骨密度を知っていますか?

みなさんは自分の骨密度を知っていますか?

代謝バランスが崩れ、骨がもろくなることを骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と言います。骨粗鬆症により、つまずいて手や肘をついた時、くしゃみをした時などのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。

原因としては、次のようなことが挙げられます。

  • 骨を形成するカルシウムやマグネシウムの不足
  • カルシウムの吸収に必要なビタミンDなどのビタミンがバランスよくとれていない
  • 運動不足

骨密度は骨の強さを判定するため、また骨の健康を知る上で重要な手がかりとなります。骨密度検査では、骨の中にカルシウムなどのミネラルがどの程度あるかを測定します。 測定結果は若い人の骨密度の平均値と比べたパーセントで表されます。

特に女性は症状が無くても、40歳を過ぎたら定期的に骨密度検査を受けましょう。なぜなら、閉経後、女性ホルモンである「エストロゲン」が激減し、急激に骨密度が減り、同年代の男性に比べて骨密度が低くなるためです。

 予防するには?

大豆に含まれるイソフラボンは、エストロゲンに似た働きをしてエストロゲンの減少を補うため、骨粗鬆症の予防・改善に効果があると考えられています。

ですが、健康のためには、特定の成分のみを摂取するよりも、バランスの良い食事を摂ることが重要です。大豆イソフラボンのみをサプリメントとして摂取するよりも、大豆食品を摂取した方が理想的な食生活に近づきます。

大豆イソフラボンは豆乳、豆腐、納豆、油揚げなどの大豆を原料とする食品のほとんどに含まれています。

日常の食生活では、大豆イソフラボンの含有量ではなく、各栄養素のバランスに配慮しましょう。