DHAで認知機能の低下を予防!

DHAドコサヘキサエン酸)は、人の身体の中でほとんど作ることができない必須脂肪酸で、サンマやイワシなどの青魚に多く含まれています。

血流を促して動脈硬化を抑制する働きや、脳内の情報伝達機能を受け持つシナプス膜(神経終末)を作る材料になっており、シナプス膜にDHAが多いほど膜は柔らかくなり、DHAは脳の働きにおいて重要な役割を担っていると考えられています。

実際に60歳以上を対象とした調査結果では、血液中のDHA濃度が低い人たちに比べ、高い人たちでは10年後の認知機能低下のリスクが0.11倍あるいは0.17倍となり、認知機能が低下しにくいという結果が得られました。

DHAは主に、海で生息する植物プランクトンを摂取した動物プランクトンの体内で生成され、それを食べた魚に多く含まれるので、私たちは主に海水魚を食べることでDHAを摂取しています。

脂ののった魚(特に青魚)にはDHAが多く含まれており、お刺身だと調理の手間が省け、手軽にDHAを摂ることができます。

新鮮な魚からDHAを摂り入れて、認知機能の低下を予防しましょう!